デザイナーの私がRails Girlsに参加して良かったこと

Rails Girls Japan Advent Calendar 2016の寄稿ブログです!

私は2015年のRails Girls Tokyoに生徒として参加しました。

普段は「みんなのウェディング」という結婚式場探しのwebサービスのデザイナーをしてます。(みんなのウェディングは、2016年にはスポンサーにもなりました)

そんな、デザイナーの私がRails Girlsに参加してみようと思ったきっかけと、参加してみてどうだったか、その後どうなっているか、をご紹介しようと思います!

 

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参加してみようと思ったきっかけ

みんなのウェディングのサービス開発は、エンジニア+デザイナー+ディレクターがチームを組んで、日々開発を行っています。

どの職種の人が施策を考える、という決まりはなく、サービスの価値や具体的にどんなものを作るか、結果がどう出たかなど、チーム皆で話し合いながら開発を進めています。

そんな中、エンジニアと一緒に働いていて、コミュニケーションが難しく感じることがあり、もっとスピーディーにお互い気持ちよく仕事をするにはどうしたら良いんだろうと考えることがありました。

例えば、

  • こんなことがやりたいけど簡単なのか難しいことなのか分からない…
  • たった一個表示の変数を使いたいだけだけど、エンジニアさんに頼むの忍びないなぁ…
  • 考えていた仕様と出来上がったものが違った

私は「エンジニアさんのやっている仕事や、頭の中を少しでも理解出来るようになりたいな」と思うようになりました。

そんな時、元同僚のRailsエンジニアに「Railsを勉強してみたいんだけど、どうしたら良い?」と相談してみたら、「Rails初心者の女性のための勉強会があるよ」と教えてもらいました。

それがRails Girlsとの出会いです!

参加してみてどうだったか

実際に私は2015年のRails Girlsに参加し、とても楽しい一日を過ごしました♪

想像していたのはよくある勉強会の、前に教えてくれる先生がいて、みんながスライドを見ながら勉強するスタイルだったのですが、

Rails Girlsはコーチがほぼマンツーマンで教えてくれるという手厚いスタイルでびっくりしました!

この時は知らなかったのですが、コーチのエンジニアさん達は、Rails界隈では有名人だったり、IT業界で第一線を走っているような人たちばかりです。

そんな一流のエンジニアを丸一日捕まえて、がっつりRailsコーチングをしてもらえるなんて、本当に贅沢なことなのです。

 

当日はそんなことはつゆ知らず、ひたすらコーチを質問攻めにして、Railsだけじゃないプログラミングの基礎的なことまで教えていただきました。

参加者は、私のようにHTML/CSSは分かる人だけじゃなく、開発とは全く関係のない職業の人もいました。

それでも最終的に出来上がるアプリは同じレベルのものなので、素晴らしい学習プログラムだと思います。

 

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さらに、女性が楽しめる工夫がいくつかあって、

  • 会場がオープン(2015年はクックパッドのオフィスでした)
  • お弁当がおしゃれ
  • 懇親会のパーティーもおしゃれ
  • ステッカーが可愛い

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見た目でテンションが上がるお弁当!

 

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クックパッドのシェフが振舞ってくれたお料理!どれもめちゃくちゃ美味しかったです!

 

コーチも参加者も皆でワイワイする雰囲気で、「分からないことを遠慮なく聞ける」空気作りが素晴らしいなぁと思いました。

実際この時に知り合った他の会社の子と、たまに連絡を取ったり会ったりしています。

その後どうなっているか

Rails Girlsに参加して学んだことはいくつかあるのですが、実際に業務に生きていると思うことはこんなことです。

  • Railsの階層構造を理解出来た
  • 基本的な単語を覚えることが出来た
  • 本当に簡単なシステム改修であれば自分でも出来るようになった(もちろんエンジニアにコードレビューはしてもらいますが!)
  • 開発前にどういう仕様が決まっているとエンジニアが楽なのか、逆にどういう仕様変更でエンジニアが苦労するか、が分かるようになった

本当に基礎の基礎を学んだだけですが、それによって「もっと知りたい!」と思うようになったり、社内のデザイナー仲間に学んだことを教えることが出来たり、

なによりエンジニアと一緒にサービス開発をすることが以前より楽しくなった気がしています。

 

その後、みんなのウェディングでは「Rails Designers」(勝手に私が命名しました!)という、エンジニア→デザイナーにRailsの基本を教える勉強会が開催されたり、

逆にデザイナー→エンジニアに「デザインレビューのやり方」を教える勉強会が行われたりしています。

お互いに違う職種の人同士でも、お互いの領域に少しずつ手を伸ばすと、コミュニケーションが一気に取りやすくなるなぁと実感しています。

 

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そしてもう一つ。

今私は、自分一人でwebサービスを開発しています!

と言っても本当にまだ作りかけで、完成出来る見込みもたっていないのですが…。

エンジニアの領域を少しかじったことで、自分一人でサービスが作れたらもっと楽んじゃないか、と思い立ってチャレンジすることにしました。

完成までの道のりは遠いですが、定期的に開催されている「Rails Girls MORE!」が私の心の頼りになっています。

MOREでは毎回違うコーチに教えてもらっているのですが、コーチたちは皆本当に優しくて、楽しく少しずつですがサービスを形にしていっています。

 

はじめは「エンジニアの気持ちを理解したい」というきっかけで参加したRails Girlsでしたが、「一人でwebサービスを作ってみたい」という夢を与えてくれるきっかけになりました。

これまで教えてくださったコーチや、このコミュニティーを運営してくださってるみなさま、スポンサーの方たちにも本当に感謝しています!

ありがとうございました!

 

おまけ

みんなのウェディングでは、月に一回「Ginza.rb」というRubyのコミュニティーを定期開催しています。

先月の懇親会だけ参加させてもらいましたが、やっぱりエンジニアは面白い人たちばかりです!

 

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 引用:Ginza.rb 第42回 もうすぐやってくる!Ruby2.4について予習しておこう