デザインツールをSketchに乗り換えたら色々便利だった
UIデザインの勉強会に行くとよく聞く「Sketch」の話。
そんなに良いなら使ってみたい!と思いつつ、
慣れてるデザインツールで作ったほうが早いし、お金もかかるし、英語で難しそうだし、なにより面倒だな…、
と、躊躇してたのですが、他のデザイナーさんからの勧めもあって3ヶ月前にSketchを導入しました。
結果、私も今言っている「Sketchめちゃくちゃ便利だよ!」と。
まだ使ったことないデザイナーさんや、導入を検討中の方に向けて、私がSketchを便利だと思った理由をまとめてみようと思います。
1.とにかくアプリケーションが軽い
これ地味だけと一番気にっている理由。
PhotoshopやIllustratorの起動時のあの画面……、もう待てないっすよ。
パッと開いてパッと作り始められる。この手軽さが良い。
2.自動保存と過去にデータを遡るのが簡単
アプリケーションが軽い分、落ちることもよくあります。
が、落ちても安心なのがSketch。
立ち上げると自動保存してて、アプリが落ちる前に戻れるのです!
これはデザイナーさんなら誰でも経験したことがあるアレ、
「あ〜〜〜〜イラレ落ちた〜〜〜〜!保存してない!2時間分の作業返して(涙)」
ということがないのです。
これに何度も助けられてます。
そしてリバート機能があるのも便利なポイント。
デザインしている過程で、「昨日の時点で作ってたあのパーツやっぱり戻したいな」だったり、上司に「やっぱりあの時のバージョンが良いな」みたいなこと言われても安心。
デザインのタイムマシン機能があるんです。
これがあることで前ならイラレデータの何バージョンかバックアップで保存してたのが不要に。
これにも何度も助けられてます。
3.追加のプラグインが優秀
プラグインについては使ってみておすすめしたいものがいくつかあるので、別にまとめようと思いますが、ベストプラグインは「Zeplin」かなっと思います。
何が出来るかというと、Sketchで作ったデザインデータをSketchを持ってない人にもガイドを共有出来るツールです。
つまり、デザイナーからエンジニアさんへの橋渡しをしてくれるツール。
アプリのデザインだとパーツの色、線の太さ、文字の大きさetc…ありとあらゆる説明を指示書でまとめたり、なんてことあると思うんですが、Zeplinあれば指示書の代わりになると思います。
webの場合もデザインデータのフォトショだったりを綺麗に整えてマークアップエンジニアさんに渡しても、1pxずれたり色が微妙に違っていたり…そんなコミュニケーションロスが発生しなくなります。
これは無料だし、本当にありがたいツール。
デザイナーの指示書書く時間とか、実装されたUIのデザイン修正のためのコミュニケーション時間とか、いかに減らせるかって部分だと思うんです。
だってその時間分デザインにかける時間が増やせますから。
4.画像の書き出しが楽
複数のアートボードが作れるのはイラレと変わりませんが、web用の書き出しが一発で出来るのは便利です。
あとはアプリのデザインなら複数サイズの画像の書き出しは本当に便利だと思う。
逆にSketchが苦手なことは?
ここまで書くとSketch最強!…と言っているようですが、Sketchが苦手なこともいくつかあります。
例えば、
- 写真や画像の加工 →やっぱりPhotoshopで
- イラスト作成 →やっぱりIllustratorで
- 文字の字詰め →Sketchは細かい調整がしにくい、ここはIllustratorで。
などフォトショ&イラレが手放せるかっていうと、そうはいかないです。
そして環境によっては最大の壁は、
- Mac版しかないこと
だと思います。
Win環境の人は残念ながら。。。です。
Adobeのソフトに比べれば買い切りで安いですし、Macの方はSketch導入するメリットは大きいかと。
また、ディレクターさんのワイヤー作成にも向いているツールだと思います。
試しに社内のディレクターさんにおすすめしたら、何のレクチャーもなしでワイヤーさくっと作ってくれました!
「エクセルより便利だねー」と。
エクセルは表計算ソフトですから…ね。
ワイヤーがSketchで来るとデザイン作る方もマジで楽です。
コピペコピペの作業いらないですから。
Sketchはこちらからダウンロード可能です。
一ヶ月無料でトライアル出来るので、試してみる価値はあるかと。
Sketch - Professional Digital Design for Mac
もはや、Sketch以外のツールでUIデザインしたくない!